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か ← 前 次 → か 索引骸骨(がいこつ)髑髏(どくろ) 顔型の染み(かおがたのしみ) 鏡(かがみ)鏡の国シリーズ(かがみのくに-)赤い鏡(あかいかがみ) 旧校舎の照魔鏡 覚醒(かくせい) 影男(かげおとこ) 語り部(かたりべ) 花壇(かだん) 学校であった怖い話(がっこうであったこわいはなし)①学校であった怖い話(がっこうであったこわいはなし)②「学校であった怖い話」の怖い話(-こわいはなし) 学校の怪談(がっこうのかいだん) カッコマン 合唱部(がっしょうぶ) カッターナイフ 河童(かっぱ) カニバリズム 我慢クラブ(がまん-) 紙袋(かみぶくろ) 空手部(からてぶ) カリギュラ カレーライス 監禁(かんきん) 管理人(かんりにん) 索引 [部分編集] 骸骨(がいこつ) 登場作品:晦,,特 関連人物:《》,岡本のり子《魅了》 関連用語:髑髏,わらし様 人間の骨、それも体の各部がそろっている状態の物を指す。頭だけの場合は髑髏(どくろ)、パーツのみの場合は「人骨」とわけられている。 髑髏などと同じく人間の死後の姿として、悪霊や悪魔、死神の姿を表現するのに用いられている。 学校の怪談としては「理科室の骨格標本が動く」、「実は模型でなく本物の人骨」などと言った噂が囁かれることもあり、その遺伝子を汲むシリーズにとっても無視できない存在である。 [ところで、某大学の教授の話によると後者の噂は真実であると言う。そもそも時代を遡れば幾らでも見られることだから殊更に騒ぎ立てることではなかった。問題は古い模型が今でも現役であるかどうかだが……。 ちなみに、戦前はインド産の物が現役だったらしい。母なるガンジス川への散骨の風習があるインドでそれは疑問が残るが、人骨の輸出が当該のインドでは禁止されていなかったと言うのが原因だったとか。] [部分編集] 髑髏(どくろ) ⇒「髑髏」 [部分編集] 顔型の染み(かおがたのしみ) 登場作品:学怖,学怖S,四八,探偵局,ドラマCD 関連人物:細田友晴,黒木先生《噂》,比田先生,若月先生《取引,犠牲者》,富田,西条陽子,米山先生《犠牲者》,芦村先生《復讐》,新田かおり《正体》 関連用語:トイレ,旧校舎《出没》,悪魔《正体?》,心霊写真,髑髏 細田二、六、七話に登場。 「心霊写真」でもお馴染みだが、むしろ木の木目や壁の染みが人の顔に見える現象、特にそこに宿った怪異そのものを指す。 科学的説明によると「シミュラクラ現象(類像現象)」と言う噛みそうな正式名称(SF作家フィリップ・K・ディックの同名小説に由来)が付く。 三つの点が構成する逆三角形が人間の顔のように見える、一種の錯覚によって片付けられる現象である。 しかし、細田が二話冒頭で述べている通り、大多数は偶然で片付けられても中にはどうしようもなく気になってしまうものは確かに存在する。 彼はそれが霊の宿っており、自分に呼びかけているためと判断するが、だからと言ってその解釈を押し付けることはない。ただ、自分自身が"見た"ものを信じ、それに従うことを己の哲学とする言葉は紛れもなく細田にとっての名言のひとつであろう。 例のごとく、ここから題材を採った話も単なる噂もしくは錯覚として片付けることは出来ないのだが。現実の脅威として立ち向かわなければならず、見るどころではないのが難点だろう。ちなみに校内には細田が確認したものだけで霊が宿ったものが何ヶ所か存在するが、特に「旧校舎」に多いらしい。 細田二話「女子トイレの壁の染み」に登場。 特に強力なものでかつ知名度が高いものと言えば、新校舎の一階東側女子トイレ、窓側の端の個室に存在するものだろう。 ここにある顔型の染みを、女生徒達から調査を頼まれて話は始まる。『学怖』では楕円形の黒丸が三つあってなんとなく顔に見える程度であったが、『学怖S』では役者の顔をモデリングしたのか、人間の顔そのものの染みである。 この話では「富田」、「西条陽子」、「新田かおり」などの生徒もさることながら「比田」「芦村」「若月」「米山」と言った四人もの先生が関わっており、一つの話に関わる人の数で言えばトップクラスである。 細田六話「取り残された旧校舎の補習授業」に登場。 知名度で言えば前者に劣るが髑髏の染みが二ヶ所に渡って存在する。 一つは壁掛け時計の裏。あくまでただの染みであるが、ここの選択肢が細田を変貌させるかどうかのトリガーになっているので注意が必要である。 もう一つは細田さんの制止を振り切ってトイレに行くと見ることが出来る髑髏にも似た顔型の染み。『学怖S』では唐突にアニメーションが流れるので心臓に悪いが、本筋には関係ない驚かしの演出のためバッドエンドと言うこともない。 『ドラマCD』Disc.10「シミケン」に登場。 このシナリオは上記細田二話のリファインである。 ただし、細田本人がいじめっ子として受けた体験談であること、また「顔型の染み」そのものの人格に注目した点で異なる。 [部分編集] 鏡(かがみ) 登場作品:学怖,晦,学怖S,探偵局,学恋2,極 種族:アイテム 関連用語:旧校舎の照魔鏡,鏡の国シリーズ,赤い鏡,予知,異次元,パラレル・ワールド ガラス板にアルミなどの金属を蒸着したもの。 映ったものは「鏡像」とも呼ばれ、左右が逆転している。全身が写せるほどに大きな物は「姿見」と呼ばれる。 こと怪談に置いては使われやすいアイテムであり、旧校舎の踊り場にある鏡、「占い」や「まじない」に使われる物などが登場する。 合わせ鏡にすると無限に反射した鏡像から己の死に顔がわかったり、悪魔が出てきたりする他、鏡の中の世界などもネタにされる。 [部分編集] 鏡の国シリーズ(かがみのくに-) 登場作品:探偵局 種族:アイテム 関連人物:久多良善内《著者》,深尾華穂子 関連用語:赤い鏡 少女小説家・新芽衣夢(あらため いむ)こと久多良善内教授が執筆している少女向け小説。最低でも1995年から2007年まで十年以上続いている長寿シリーズで、教授にとっては大して稼げない本業を差し置いて実入りはかなりいいらしい。 あらすじは…… 主人公・夢崎イオ(ゆめざき-)は十六歳の誕生日の夜、手鏡の中から現れた薄い紫の瞳が印象的な美少年・シリウスと出会う。 シリウスは鏡の国からイオを護るために遣わされた騎士であり、実はイオは鏡の国の王女であった。そして、イオはシリウスと共に鏡の国に繋がる世界の均衡を護るため、数々の世界を旅するというものである。 と言う少女小説の王道を行くもの。なんとなく、コ○ルト系な気がする。 鳴神ではシンババこと深尾先生が大ファンで読書感想文の推薦図書にこっそり忍ばせるほどだった。公私混合にも程がある。そうでなくても、柴田の姉をはじめとした少女達の中では割りと浸透しているようだが。 また、シンババの言によると「鏡の世界」をはじめとし、果てはそこから繋がる他の世界を支配しようと目論む「魔の世界」なる敵役が登場するらしい。 [部分編集] 赤い鏡(あかいかがみ) 登場作品:探偵局 ⇒「赤い鏡」 [部分編集] 旧校舎の照魔鏡 登場作品:学怖,学怖S,学恋2,特,極,稲in ⇒「旧校舎の照魔鏡」 [部分編集] 覚醒(かくせい) 登場作品:VNV,AMC1,学恋,学恋2,特 関連人物:坂上修一《状態》 関連用語:殺人クラブ,逆殺人クラブ 普段はおとなしく天然な少年である坂上修一だが、時折性格が豹変することがある。この状態がいわゆる「覚醒」であり、この時の坂上が俗に「覚醒坂上」と呼ばれる。 ちなみにこの状態に移行した際、なぜか坂上の瞳が赤くなることが多い。 本当に瞳が赤くなっているならその事を指摘する他の登場人物が存在しようものだが、こと皆無である。単なる演出か、劇中のキャラクターが坂上の目の色に全く気付かないのか真相は不明。 発祥は本スレ第四版から誰とも知れず言いだした発言が元である。 そこから某動画サイトなどに移入する形で一部ユーザー間に定着した。いわゆるネット発のスラングであり、公式に言及されたものではないので注意。 ……強いて言えば、『最終版』の「立ち絵切替機能」には坂上の表情に「覚醒」という項目がある。 「覚醒」という表現が公式のものになった!!……と思いきや、デフォルトの設定がズレていて、「一括変更」というコマンドだけでは「覚醒」に赤目状態の表情が来ない(「個別変更」で地道に設定する必要がある)。 その為、大手を振って赤目状態を「覚醒」と呼んでいいかはまだ微妙なところ。 この現象自体はシリーズ立ち上げから発生したものだが、『学怖(S)』における殺人クラブメンバーとの対決時、その一幕からその片鱗を垣間見ることが出来た。 例を挙げると首を締め上げられても強気な態度を崩さない風間をガラス棚にぶつけ「殺すぞ」と脅したり、(正当防衛であるが)ガラスの破片で細田の耳を切り落とし、痛みで転がる細田の脇腹を蹴り上げ「泣くんじゃねぇっ!」「これ以上泣くと、もう片方の耳もそぎ落としちまうぜっ!」と凄むなど。 正直、相手が正真正銘クズと言え普段の彼の姿からはまるで想像できない。少々乱暴に言ってしまえば、俗に言う「覚醒」の本質とは通常時とのギャップに他ならない。それはリアルとコミカルのどちらに寄っていても言えることである。 [この種の状態の大元は『新世紀エヴァンゲリオン』の作中で敵である第14使徒・ゼルエル戦にて初号機が暴走、相手を無惨に喰い殺すという決着をしたことから。 この様を赤城リツコが「目覚めたの、彼女が?」と発言しており、アニメ雑誌などはこれを「初号機の覚醒」として取り上げた。これ以降、内向的な主人公が何らかのきっかけで豹変して別人の様に振る舞う様を「覚醒」という単語で表すようになった。 同時にそういった二次創作作品も増加するようになり、シリーズもそれを受けての採用であろう。もっとも、単純なパロディだけではなく『学怖』時代から坂上が隠していた属性をややデフォルメして強調したと言う解釈の方が有力であるが。 なお、元ネタの方は主人公のシンジ君が「覚醒」して大暴れしたということでは無い。 余談だが、『学怖S』サントラに収録されたミニドラマに起用された声優陣が(現在の感覚で見れば)やたら豪華であった。しかもカヲル君がアレな役で出ていたりする。 ただ、肝心の坂上は倉田に先を越され、声を当てられなかった。 そのため、あの声優陣と釣り合うキャストもしくは先に述べたキャライメージの連想か、今となって主人公「坂上修一」の声のイメージに『エヴァ』の主役を務めた「緒方恵美」を推す声が一定数ではあるが存在していたりする。] また単純に「覚醒」と言っても大別して三つに分けられる。 Case1.過度の自己防衛本能 俗に言う「覚醒坂上」とはこのパターンを指す。 この状態になった彼は普段からは考えられないほど暴力行為に厭わなくなる。 それは追い詰められた野生の猛獣さながらであり、自己防衛のためなら殺人すら無意識のうちに行ってみせる。 ここで一番有名な『AMC1』「本編」ルートにおける一件を取る。 そのEDは体験版でも見ることが出来、演出も非常に気合の入ったものであるなど、ぶっちゃけ印象に残る。これぞ覚醒ッ! と思う人も多いだろう。 殺人クラブにより人が次々殺されていくという目の前の非現実的な光景で神経がおかしくなった彼は―――。 特に身体能力が上がったような描写はないが、その強さは武器を持った六人の殺人クラブメンバー達を瞬く間に日本刀で殺戮してしまうほど。 その後、彼は警察に捕まるのだが鉄格子を曲げて脱獄している。 現段階でこの坂上が殺されるEDは一つも存在せず、ある意味シリーズ最強のキャラと言える。 ところが、そのジョーカー的汎用性とギャグっぽさは諸刃の刃。通常の坂上をこの範疇に入れようとするのは荒れる元になるので注意が必要となる。 全体的な傾向として、普段の彼はこの状態にある坂上のことに気付いていない描写が多い。現に前述の殺人クラブの一件において、元に戻った彼は自分の凶行を覚えていなかった。 『学恋』攻略本で彼が覚醒状態について尋ねられた際も「なんですか、それ?」と答えている。 Case2.日常の延長線上にある狂気 異論はあるが「旧作」で殺人クラブに挑んだ主人公「坂上修一」はこのカテゴリに容れられる。無論、性質は異なるため混同には心を配るべきであるが。同時に「旧作」の坂上を指して「覚醒」と表すことなど絶無に等しい。 代表的な例は『AMC1』「付き添い」ルートなど。このルートは主人公「倉田恵美」の性格などと合わせ、暴走気味の『AMC1』の中では「旧作」に近いテイストであった。 この坂上は場の空気が殺し殺され上等の異空間に移行していることを素早く察知し、適応・決断することが出来る能力を持っている。単純に「主人公属性」や「カッコイイ坂上」と言い換えてもよいかも知れない。 ただし、この定義だと我が身可愛さに自滅する小市民的結末をも含んでおり、実に様々な可能性を孕んでいることになる。さしずめ「切れた坂上」か? また、他のケースが我が身可愛さに「エゴイスト」っぷりを方向性こそ違え、単に戯画化しただけと考えてしまえば、最も勢力を持つことになる。多いは強い。「普通の坂上(≒多数の坂上)」に近いこのケースを知らずして坂上を語ること勿れ。 またこの種の彼は覚醒坂上の象徴たる「赤眼」や怪力とはまさしく無縁の存在となっている。 Case3.心に闇を飼っている 『AMC1』「新宿二丁目」から現出した坂上の本性。 とある異常な嗜好を持つ人達向けの店を構えている謎のイトコとの関わりで描かれており、「覚醒」三パターンの中で最も巧妙で陰惨な性格を持つ。 実はこの坂上は裏社会と繋がっているらしく、十五にして既に人を殺めることを家業としているようで、自身もカニバリズムを嗜んでいたりする。真正のサディストである。 なお、この状態は1の場合とやや複合することもある。その場合に野生の獣じみた怪力が発揮されることもあるが、逆にしっかり知性は生きているため始末が負えない。 彼の危険な姿が単なる別人格か、それとも本性であるかには議論の余地があるだろう。補完するわけではないが、『学恋』の黒木EDでは覚醒坂上こそ本性であるかのような描写もされている。 同じく『学恋』の細田の夜イベント4ではこちらの設定を取っているようで「黒髪豚野郎の素揚げ」だの「そっち系の客に意外と受けたりしてな」など、上記の黒木EDや『AMC1』の新宿ルートを彷彿とさせる発言が目立つ。細田の夜イベント1~3を通過しないと発生しないため、意外と見落としやすいシーンである。 ただし、単純に3の場合なら日常の平凡な少年としての姿はまさしく周囲を欺くための仮面と言うことになる。殺人快楽集団「殺人クラブ」ですら気付けないほどに使い分けていると考えれば、最も油断がならない。 主人公が一番危ないと言う看板に偽り無しと言えるか。 [『学恋』で荒井さんが坂上君に「二重人格の症例と対処法」という本を渡す場面はなかなか印象深い。] [部分編集] 影男(かげおとこ) 登場作品:追加,男怖,鳴七 種族: 関連人物:荒井昭二, 関連用語:狭間の部屋 シリーズには二種類の影男が存在する。 それらは異なる存在でありながら「影」と言う同じ特性から発想されているだけあり、よく似重なる部分を持つ不思議な存在である。 『追加版』荒井シナリオ「影男」に登場。 サッカー部に在籍し、努力を重ねるも紙一重の差で一軍補欠の座を勝ち取れず、ひとりやりきれない思いを抱えて黄昏る荒井さんの背後に立った謎の影。 荒井さんは鬱屈した自分の気持ちを彼にひとりごちる。 そして、その交流の中で荒井さんは癒しを得ていくが、けして彼自身は回り込んで姿を見せることはせず荒井さんもなぜか振り返って確認することを出来ずにいた。 その正体は人間誰しもが持つ最も触れられたくない自身の一部分であり、黄昏時に背後に立つ影の姿を借りて現れた存在しない存在。振り返ってみても誰もいないのも当然の話である。 荒井さんの場合は「自己肯定」の感情と対峙したわけであり、自己との対話の中ですっきりと自分の気持ちと向き合えるようになった青春の一ページと言える。 だが、もし影との対話の中で それに負けた時 人は内側から食い破られてしまう。荒井さんの体は血の代わりに影が流れる異形のモノになってしまったのである。 荒井さんは卑屈で嫉妬と妄想に満ちた己を (執筆者募集中) [これはズバリ、心理学者ユングの提唱した影(シャドウ)そのものである。 表層に出した人格「仮面(ペルソナ)」からは受け入れがたいネガティブな側面「シャドウ」は切り離されはしても、けして消し去ることは出来ない。無意識の海に潜り、抑圧に負けた人格に働きかけていく。 そして、このシャドウと向き合って受け入れ、かけがえのない自分自身だと認めた時、 ~自分自身と向き合える強い心が、"力"へと変わる。困難に立ち向かうための人格の鎧「 ――ストップ! ふー、あぶないあぶない。危うく別のゲームになるところだった。 実際、シャドウは必ずしも"悪"なる一面と言うわけではなく、時に自己との対話を行うことは大切な行為である。むしろ新たな自分の可能性を切り開くためには必須のプロセスと言える。 光あるところに影はあり、影あるところに光はあったのだから。] 『男怖』「影の住む町」に登場。 「狭間の部屋」からつながる異界「影の町」に囚われた人々の呼称である。 女性の場合は影女と呼ばれている[ため、総じて「影人間」としても良いかも知れない。]が。 「影の町」は我々の世界、守山達が住む町とは瓜二つだが、ただひとつ異なるのはそこがすべての色彩を失ったモノトーンの世界であり、住む人間も輪郭と赤い対の目を残して黒く染まっている。 そこに住まう人間も元は普通の人間だったが、その世界でも上る黒い太陽が日没を迎えるまでに脱出することが出来なかったために影の姿になってしまったらしい。 そうなるともはや元の世界に戻ることは出来ず、また出ようとする気持ちも失ってしまう。 それはというもの「影の世界」は一種のユートピア(理想郷)であり、影男は 欲望に忠実な (執筆者募集中) [部分編集] 語り部(かたりべ) 登場作品:学怖,学怖S,VNV,AMC1,AMC2,学恋,学恋2,特,学恋V,新生,月下美人,ドラマCD,鳴七 ⇒「語り部」 [部分編集] 花壇(かだん) 登場作品:学怖,晦,学怖S,探偵局 種族:スポット 関連人物:早坂桃子,宗一郎《出没》,依木鈴子,奥沼美里 関連用語:園芸部,紫陽花,地縛霊,嬰児,人食い向日葵 花壇とは土をレンガなどで囲い、その中に植物(主に花を付ける物)を植える造園方法。学校では「園芸部」と共に存在していることが多いが、肥料や水やりなどの手間が多く、手入れが行き届かずに無惨な姿をさらしている場合も。 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」、四話「懐かしい兄・宗一郎の思い出」、由香里三話「自殺した人々」に登場。 第一体育館裏にひっそりと存在する学園の怪奇スポットのひとつ。 メジャーな施設であるわりには綺麗な花を咲かせる華やかなイメージや園芸部のテリトリーであることもあり、鳴神に点在する怪しげな箇所と比較すると、ここで犠牲になっている者は比較的少ない。人食い向日葵にはあえて眼を瞑りましょうか。 荒井四話では旧校舎の縁に使われなくなった花壇の跡が放置されていることが明らかになる。宗一郎兄さんが落下した曰く付きの場所となれば、当然でしょうが。 最近(アパシー)では時々生首が埋まっていると言う噂も……。 [部分編集] 学校であった怖い話(がっこうであったこわいはなし)① 登場作品:学怖 ⇒『学校であった怖い話』 [部分編集] 学校であった怖い話(がっこうであったこわいはなし)② 登場作品:学怖,学怖S,VNV,AMC1 種族:キーワード 関連人物:坂上修一,新堂誠,田口真由美,倉田恵美《名言》 関連用語:七不思議の集会,新聞部 学校で起こった怪談話。 「学校の七不思議」とも呼ばれ、七つ全部を知ると不幸になるとも伝えられるが、マンモス学校である鳴神学園では七つどころか無数の怪談が存在している。 80年代90年代のオカルトブーム、特に映画『学校の怪談』シリーズのヒットによってこの手の話(ジャンル)が定着することになる。 定番のネタとしては「トイレの花子さん」「理科室の踊る人体模型」「目が動く肖像画」などであるが、大抵は「夜中の学校で人知れず起きている怪異」である。 当然確認するには夜中の学校に忍び込まなければならないが、大抵は宿直の先生か警備員に見つかってこっぴどく叱られるか、何も見つからなかったというオチに終わる。 昨今では学校警備は電子化や警備会社への委託が進み、更に困難となっている。 ……と、ここまでが一般に想像される「学校であった怖い話」の意味であろうが、実はそれだけが全てではない。すると定番から外れた怪談の多くや語り部の暴走の多くが容認できない概念になってしまうことからもわかる。 極端かつわかりやすい例を取り上げれば、当時(1995年)小説版として発刊された『VNV』では辛うじて学校内で起こったと取れる話が半数も存在しない。 「学校であった怖い話」=「学校の怪談」と言うわけではないことを知らしめてくれる。 それもそのはず原作者「飯島多紀哉」が本来意図した意味は「学校で(七不思議の集会をやったら)遭遇してしまった怖い話」であり、けして「学校で発生した怖い話」のことではない。また、あくまで「話」であり「噂」でないことにも着目すべきだろう。 [であった=で「あった」と出会ったのダブルミーニングとするのはやや穿ち過ぎだろうか。] とにかく、単なる怪談話と最初侮る主人公=プレイヤーには間違うことなく、現実の脅威となって怪異が襲いかかることになる。一見、子ども向けに思われがちなシンプルなパッケージやタイトルそのものが一種の心理トラップとして機能したことになる。 このタイトルがSFC版に在庫を築く一因となったことは否定しないが、一方で入手を容易として、後に続くファンの裾野を広げたことは大きいだろう。 [部分編集] 「学校であった怖い話」の怖い話(-こわいはなし) 種族:攻略本(商業) 発売日:1995年8月31日 価格:980円(税込) ページ数:145P (株)アスペクトより発刊された攻略本だが……、はじめの挨拶で「実用書という意味でのゲーム攻略本の責任を放棄している」と言ったトンでもない断りを入れてくる。 実際、この書は攻略本としての体裁は取っておらず、副読本といった趣が強い。一応、システムと語り部の紹介は義務とばかりにしてくれるが、それ以外は投げっぱなしジャーマンである。 メインの記事はオープニングをそのまま掲載したり、隠しを除く通常四十二話を一分岐ずつ抽出し、再構成して紹介することで確かに独特ではある。ゲームを別視点から楽しむ一助になることは確かであるが。 特別企画として原作者「飯島健男」のインタビューを収録しており、内容は現在に至るまで脈々と受け継がれてきた氏のホラーとしての遺伝子を濃密に凝縮した。さしずめ「ホラー作家・飯島健男が出来るまで」と言った風情となっている。 巻末には知る人ぞ知るカルト作を大量に紹介しており、ムック本としての属性も強い。当然と言えば当然か、この中には後に『四八』にも参加することになる、つのだじろうや伊藤潤二と言った著名な作家も含まれている。 表紙からして赤一色という意欲的なデザインに、章の合間に作品とはまるで無関係な恐怖画像を散りばめるといった奇妙な構成を採用しており、ある意味作品そのものを理解した革新的読本と言えよう。 表紙をめくるといきなり飛び込む御札の画像と、御祓い済みなので安心して下さいと言う注意書きも中々にシュール。 [部分編集] 学校の怪談(がっこうのかいだん) ⇒「学校の怪談」 [部分編集] カッコマン 登場作品:学怖,学怖S,特 種族:セリフ(迷言) 関連人物:風間望,倉田恵美《迷言》 関連用語: 自分が「カッコいい男(マン)」であることを表わす名詞。(男)やら(man)などと表記してもいいかもしれない。 が、何気なくファンの間で使われているこの形容であるが実は元ネタが存在する。 1975年に発表されたダウン・タウン・ブギウギ・バンドの『カッコマン・ブギ』がそれである。 [部分編集] 合唱部(がっしょうぶ) 登場作品:ドラマCD,鳴七 種族:部活(公認) 関連人物:不知火美鶴,君沢麗巳,金木まどか《所属》 声楽による音楽活動を行う部活動。コーラス部などとも。 男子コーラスが強い高校も存在するが、基本的には女所帯のイメージが強く「鳴神学園」もそちらを踏襲している。 一見華やかな印象が強いが、相応の肺活量を求められることから筋力トレーニングが必須である。 吹奏楽部や「演劇部」などにも言えることだが、文化系の中での運動部と称される部活動のひとつでもある。 また、音楽という共通点を有することから先に挙げた部活動とは連携して催事を行うことも多い。 『ドラマCD』Disc.10「フクさん」に登場。 学内でもエンジェル・ボイスと評判の「不知火美鶴」が七人目として現れ、中立的(?)な視点からソプラノ派とアルト派に二分された少し前の合唱部の現状を教えてくれた。 なんでも彼女のパートである「メゾソプラノ」は自称、中途半端な立ち位置だそうである。 また、男子部員も在籍しているが、基本的には女子部員が主導権を握っている部活のようである。 両派閥は「君沢麗巳」と「金木まどか」というリーダー間で温度差こそあったものの激しく対立していたが、その両名がなんらかの事件に遭って命を落としてしまう。 詳細は外部に漏れることはなかったが、部活の存続すら危ぶまれる現状に追い込まれてしまっているようだ。 不知火さんはふたりが死に至った真相についてを「フクさん」という妖怪を軸にして教えてくれたのだが、その説明もまたいささか腑に落ちないものだった。 その上、集会か解散の運びになった当日に、合唱部の最後のキーパーソンである「不知火美鶴」までもが旧校舎でその後の足取りを絶つことになる。 因果関係は不明だが、合唱部は命脈をついに絶たれ、同時期に廃部に追い込まれることになる。 結局、その後も関係者が重い口を開くことはなかった。 集会で不知火さんが語ったか、もしくはそれ以上に忌まわしい真相が隠れている可能性はあるが、やはり真実は葬られた。 後日、合唱部は悪魔崇拝を行っていたという噂も流れたか、裏を取ることはできなかったという。 [部分編集] カッターナイフ 登場作品:学怖,学怖S,四八,AMC1,学恋,学恋2,特,学恋V,秘密,荒井,鳴七 種族:アイテム(凶器) 関連人物:岩下明美《嗜好》,内山浩太,荒井昭二,坂上修一,細田友晴,新堂誠,姫乃《所有》 カッターナイフとは薄手の刃を有し、工作や殺人のために用いる文房具である。 あらかじめ刃に切れ目を入れておき、切れ味が悪くなったら折ることによって、常に刃先を鋭く保つ仕組みを持つ。 そして、岩下明美の代名詞である。 実際、彼女は「殺人クラブ」設定であってもなくても、このカッターナイフ一本で人間の喉を掻き切って見せたり、生皮を全て剥ぎ取って見せたりと言った離れ業を見せた。 意外なことに『学怖』の岩下明美は岩下一話の一部展開(「仮面の少女」に繋がる展開とは言え)、およびそれから派生した「仮面の少女」での『学怖S』追加分岐で使用したのみである。岩下一話で内山浩太が自殺する際に用いたのも「カッター」であり、姉弟のつながりを感じられる。 が、それだけのはず、はずだった。 しかし、その一度きりのインパクトがあまりに強かったためか、古くからファン界隈では岩下明美=カッター女王の図式が定着した。早速『学怖S』でも彼女の追加シナリオ(岩下四話)にカッターナイフが登場することも。 また、『四八』ではカッターを贈られて喜ぶ一幕が用意されていた。 勘違いされることが多いが、「旧作」の「殺人クラブ」シナリオでの彼女の得物は噛み付きとロープであり、カッターナイフではない。また、「旧作」で彼女がバッドエンドに関わるときは超自然的な呪いに頼ることが多いため、物理的に実力行使することの方が稀。 ただし、「アパシー」ではカッターナイフにほぼ一本化されていると見てよい。これを安直なキャラ付けと見るか、イメージが現実に重なったと見るかは自由である。どちらにせよ、日常の生活に使われる物品が非日常に顔を出すと言うのもなかなか岩下さんらしくてよろしいのではなくて? 余談だが、『学怖』と『学怖S』ではカッターを出す際の擬音が異なる。前者が「チキチキチキ」で後者は「キチキチキチ」と逆転しているのである。理由は不明。 また、やや影は薄いがそれ以外にも『学怖(S)』隠しシナリオ「風間と荒井の対決」や『学怖S』荒井五話(男主人公限定)において荒井昭二がリストカットを図ってカッターナイフを持ち出す場面が存在する。 さらに細田六話では主人公、細田七話では細田が凶器として持ち出す機会や新堂七話(『学怖S』女主人公限定)新堂さんまでが。 ……今更何言っても手遅れな気がしないでもないが、本来の用途を忘れないようにしましょう。みなさんも手軽だからって、正直使いすぎっ! [部分編集] 河童(かっぱ) 登場作品:四八,AMC1 種族:妖怪 関連人物:荒井昭二《比喩》 関連用語: 河童とは日本各地に見られる水の怪異の総称。 現代においてもその親しみやすさから妖怪の定番として挙げられている。 その歴史は古く四、五世紀頃から伝承は見られる。 ただ、現在の形「頭に皿」「背中に甲羅」と言った外見上の特徴は江戸時代になってから確立され、全国で統一した概念として流布されていった。 それまで水にまつわる怪異は全国津々浦々に散らばっており、呼び名も姿もてんでバラバラだった。カッパの名も当時は関東地方限定に過ぎない。 名付けによって「キャラクター」が固まることはあり得る。 例えば、中国四大奇書のひとつ『西遊記』に登場する沙悟浄が本来中国大陸には存在しないはずの「河童」とされていることからもわかるだろう。 ちなみに、彼は原著から「河伯(かはく)」と呼ばれているが、ここの「河」は本来流砂の砂漠のことであった。それなのに水の精もしくは神と誤解されることが多かった。それが波及して本邦でも、似通ったであろうモチーフを当てはめたためとなる。 遥か昔からある、翻案の苦慮、言葉の誤解だろうか? 所変われば元の表現や単語に馴染みがないことは往々あることであるが。 『四八』佐賀シナリオ「河童のミイラ」に登場。 納期の関係からか、片手間に濁すような形になったと言え、河童自体は全国に散った伝承であることが語られている。 そして、各地に残る河童のミイラの一体も無事出演している。 それは伊万里市「松浦酒造」に実在している代物である。 河童のミイラ自体が怪しげな見世物小屋の定番、『四八』を代表するものと考えれば興味深い。 良かれ悪しけれ、この作品は猿と魚のキメラのようなものであった。 『AMC1』「成りすまし」ルートに登場。 デカい頭や玄人ぶってゲソについて講釈をぶつ姿が気に召したのか風間さんが荒井さんのことを揶揄する言葉として登場している。 が、深読みすれば、実は単なる悪口として片付けるには惜しかったりもする。 第一に「河童」の成立経緯を説明するうえで(人外の)大工が作った「式神」とされるものがある。 そこからやや飛躍して、河童は手が伸び縮みするという属性を持つこともあるが、これは棒切れを使って簡素に組み上げられた「ヒトガタ」から連想されたものと言う意見である。 ほら、ちょっと腕に当たる棒を動かしてやれば片腕が伸び、もう片腕は縮む。 ――流石に「荒井昭二」の腕が伸びたりはしないが、既に周知の通り、荒井さんの持つ属性のひとつとして「人形」が挙げられている。風間さんがこれらを知って言ってのけたかと言えば、まず有り得ないだろうが何者かの深慮は感じとれるだろう。 単純にキャラのイメージとして可愛いのか、「学恋」シリーズで荒井さん攻略中のステータスウィンドウにも「イカ」と並んで「カッパ」が採用されている。 [部分編集] カニバリズム 登場作品:学怖,晦,学怖S,AMC1,学恋,学恋V,流神A,男怖,極,新生2 関連人物:黒木源造,福沢玲子,岡本のり子,財部美穂,仙田秋成《嗜好》,飴玉ばあさん 関連用語:ネクロフィリア,ラーメン,麻薬 人肉食、共食いなどの行為、もしくはそれを嗜好とする人々。 シリーズでは黒木先生こと黒木源造が特に有名である。 殺人に加え、その肉を食すということでタブー視されているが、これをモチーフにした作品は多い。 また史実としても飢饉や遭難などに絡んでたびたび発生しているが、単に嗜好として食人行為を行った実在の殺人鬼も多数存在する。そちらではジェフリー・ダーマーや佐川一政などが有名。 食品の入手経路や安全が危惧されがちな現代においては、異物混入などの恐怖からか、意図せぬ食人は都市伝説の定番として扱われることも多い。 飴玉ばあさんの「飴玉」、岡本のり子の「骨フリカケ」、ラーメン屋台の「人肉をダシにしたラーメン」などがそれらの代表格と言えるだろう。 一般的に考えるとかなり歪んだ表現だろうが、愛を示すために恋人の肉を食すると言うことも行われている。 こちらは愛する相手と本当の意味でひとつになりたいと言う願望である。 また、打ち負かした相手の肉を喰らうことでその者の強さを身の内に取り込むという発想は古今に限らず、多くの地域にみられる。 『AMC1』「」ルート、「」ルート、「」ルートに登場。 財部美穂&仙田秋成と言う「送り犬」の狂った恋人たちはあくまで愛を表出する手段としてこれを用いている。 また、単純に行き過ぎた美食の追求として人肉食が行われることも。 こちらも展開によっては財部さんが手に染めている節がある。 『流神A』「紅女」に登場。 (執筆者募集中) 『男怖』「異形のものたち」に登場。 (執筆者募集中) 『極』「人肉食堂」に登場。 本筋では呪術的な意味で「人肉食」を変則的な形で、派生ルートでは行き過ぎた美食の追求の結果として行っており、タイトルに恥じない展開が多くみられる。 [部分編集] 我慢クラブ(がまん-) 登場作品:AMC2,追加,月下美人 種族:部活(非公認) 関連人物:細田友晴《噂,所属》,黒川茂,横峰佐登司,荻島貫,菊池信彦《所属》,及川由紀《所属?》 関連用語:トイレ,自殺,黒百合総合病院,地獄屋敷 あらゆる我慢をすることによって心身の鍛錬を目指すことを活動の趣旨とする部活動。 初登場時は部長「黒川茂」のカリスマによるワンマン体制によって他の部員(部長含め五名)を束ねる体制を取っていたが、『月下美人』で再登場した際に、外見の激変を含め高圧的で癖のある性格となった黒川部長を周囲の部員たちがなだめ、盛り立てる集団指導体制に近いものになっている。 前者は苦痛と快楽の相関関係によって、ほとんど拷問にしか思えない苦痛を耐えることやその究極形として「死への渇望(タナトス)」を我慢することで究極の快楽を得ようとするさまが描かれた。 後者はそこまでは突き進んではおらず、我慢内容もライト目で健康を害するほどではない、むしろ内輪向けの和気藹々とした学生サークルとしての側面が強く描かれている。 『AMC2』「我慢クラブ」『追加版』「我慢クラブ(改訂)」「旧校舎探訪-脱出-」に登場。 「我慢クラブ」「我慢クラブ(改訂)」 主な活動場所は旧校舎のトイレ。 作中では便意を我慢することにはじまり、「歓迎会」と称してゴキブリやゲジゲジなどの不快害虫を食するなど、不健全な活動の一端を明らかにした。他の部員に中田など。 体験者である細田さんの語りによれば、深く彼らの活動に関われなかった場合には好意的だったりすることもあるが、実際は様々な苦行を経て妙な選民主義を抱いた彼らの価値観は病的でもある。 退部希望者に制裁じみたリンチを加えていたことが分岐によっては明らかになったりと、成立時期は不明ながら社会から隔絶した我慢を行い続けることでほとんどカルトじみた団体に成長している。 ただし、その後の経緯として真相はわからず仕舞いだが全員飛び降り自殺をしてしまう。 その場合は死んだ後も彼らは繰り返し三階の窓から飛び降りては、終わることの無い快楽を楽しんでいるらしい。 もしくは自殺誘発薬「アポトーシス」の誘惑に負けた部長が派手に自殺。 死と快楽を等価交換する部長の勇姿(?)にモラルブレイクしてしまい、現場の黒百合病院から逃亡したその他の部員たちがまだ我慢クラブを続けられたかは定かではない。 いずれにせよ皮肉なもので、我慢によって快楽を得ようという試みは実行に移した際に生まれる快楽には勝てなかったようだ。行き着くのは「死」のみで彼らの活動は発展することなく完結する。 「旧校舎探訪-脱出-」 部活に殉じた部員「児島篤紀」の霊から生前の「我慢クラブ」の活動について語られる。 いじめによって追い詰められていた一生徒にとって我慢クラブの活動は救いになっていた、けれど死んでしまってはどうしようもないという、好意的だが中立的な意見が述べられている。 『月下美人』第一巻「地獄屋敷」に登場。 一年前まで存在していたやはり非公認系の部活動。細田が自信を持つきっかけとしてこの部での体験が語られている。 部室棟一階のトイレで我慢をしていたメンバーの「横峰佐登司」に勧誘された細田は短い間だったが、ここでお世話になった。 廃部になった「ラジオ研究会」の部室を同じ非公認の部活とシェアして水曜限定で使用していた。 (執筆者募集中) [部分編集] 紙袋(かみぶくろ) 登場作品:追加,秘密 種族:アイテム 関連人物:桃瀬毬絵,塩山啓太,モモ 関連用語: 『追加版』「紙袋の中身」、「モモのいた学校」、「素顔の見えない来訪者」に登場。 地中海、坂道、オレンジ、触れ合う手と手、出会い。 もしくはパリジェンヌが抱えていてバケットが覗く。 そんな平和な使い方を試みられる紙袋は普通手に持つ。頭に被るなどという事はまず不審者の発想である。[電波電波電波電波電波 でんぱっぱ] 「紙袋の中身」。 1980年に公開された傑作映画『エレファント・マン』をご存知だろうか? (執筆者募集中) 「モモのいた学校」。 特殊な呪術によって死んで生き返ったはいいものの、よくわからないものになってしまった猫「モモ」が頭にかぶっている。 なので、見えている首から下の猫部分はともかく紙袋の下がどんな姿になっているかは不明。 かぶせた千野さんは故人の目を閉じさせるようなせめての配慮でやったことだが、奇しくも見えないことで掻き立てられる恐怖を目撃者に与えることになった。 「素顔の見えない来訪者」。 (執筆者募集中) 『秘密』「「先生、好きです」と告白する」ルートに登場。 養護教諭の「葛城美和」先生のもとに黒い紙袋が送られてきた。 中身は髪と爪、しかも底には五寸釘が打たれた藁人形まで入っているという徹底っぷりである。 なぜこのような悪意たっぷりの贈り物が先生のところにやってきたのか、その理由は分岐次第で明らかになる。 [部分編集] 空手部(からてぶ) 登場作品:特,鳴七,稲in 種族:部活(公認) 活動日:毎週 月~土 活動場所:第二グラウンド(仮)/武道館一階の空手場 関連人物:有馬健一,有馬健二 空手部とは鳴神学園に存在する部活動のひとつ。 空手は相撲や柔道と並ぶ日本にルーツを持つ格闘技であり、発祥は諸説あるが沖縄(琉球)由来というのが有力視されている。 徒手による打撃格闘という一点ではほぼ貫徹しているものの、国内外では諸派による流派が乱立しており海外から見た日本像として非常に高い知名度を持つにも関わらず、意外なことに統一された(オリンピック)競技としては成立していない。 部活動としては「鳴神学園校内地図」によれば「剣道部」や「ボクシング部」と共有した武道館の一階に畳張りの空手場を持っている。「弓道部」などの和風の運動部にも共通することだが、神棚を祀っている。 「鳴神新聞」によると第二グラウンドを活動場所にしているが、(仮)と付いているため五月時点では「柔道部」と並んでなんらかの事情で武道館が使用不能だったなどの事情が考えられる。 『特別編』新堂シナリオ「痛みを感じない男」に登場。 鳴神学園の運動部の中では強豪として知られており、非常に厳しい練習で毎年多くの脱落者を出してきた。 体育会系の負の側面がもろに出たかつての「ボクシング部」のように学年ごとでの扱いの格差も激しいようだ。 ただし今回新堂さんの話の焦点は数年前に属していた有馬兄弟(兄「健一」、弟「健二」)の間の確執が生んだ悲劇である。 あるはずのないふたつめの「神棚」が巻き起こしたりそうでなかったりする「痛みを感じない」もしくは「願い(呪い)の代償」という不可解な現象が起こったために、兄弟の思惑はすれ違い共倒れで終わるか、どちらかは確実に命を落としてしまう。 ちなみに部の体質としては先輩が後輩に課すタスクは多少理不尽だが、犯罪に至るほどではなく健全であるようだ。 ただし安全対策は施されているとはいえ、空手は間違うことなく格闘技、心のタガが外れた人間が拳を振るえばどういうことになってしまうのか、という意味では表題を裏切らない。血腥くも物悲しいエンディングばかりが並んでいるといえる。 『稲in』に登場。 (執筆者募集中) [部分編集] カリギュラ 登場作品:VNV,最終 種族: 関連人物:坂上修一,倉田恵美 関連用語:覚醒 『VNV(新装・最終)』「恵美ちゃんの坂上君観察日記」に登場。 坂上修一が毒入りの「おしるこドリンク」を無理矢理(?)飲ませて日野先輩を殺害するという惨状を目にした倉田恵美が彼目掛けて言い放った罵言のひとつである。 一般人には何が何だかわからない言葉だが、その本意はローマ帝国三代皇帝「ガイウス帝」の幼名である。倉田は悪政を敷き倒錯した性に耽溺した暴君として知られる彼の面を指し、坂上にこの言葉をぶつけたのだろう。 カリギュラは即位直後は善政を行ったが、病に臥して快復したことを機に性格を一変させたと言われており、どことなく「覚醒」と似た展開とこじつけられなくもない。ついでに、彼女の持つハードコア嗜好にも……。 ただし、彼の悪評は史料にはあまり裏付けされていない通俗的なものであり、その点で五代皇帝「ネロ」と同じく後世の歴史家の犠牲者だったのかもしれない。 キリスト教の敵対者として大きく評価を下げられ、最後は裏切りに沈んだネロは確かに皇帝にあるまじき奇矯な行いによって知られたが、むしろ政策的な失点は少なく、善政を敷いた部分もあると認められている。しかし、一度付けられた泥はなかなか落とせない。 坂上の本性が何であれ、「ペンは剣より強し」の金言を体現する倉田に敗れるのも仕様のないことであるのかもしれない。 [部分編集] カレーライス 登場作品:学怖,学怖S,学恋,学恋2,学恋V 種族:アイテム(食品) 関連人物:細田友晴,倉田恵美《嗜好》 みんな知ってる通りインド外来だが、今やラーメンと並び日本人の国民食として根を下ろしている洋食。市販のルーを使うことによって比較的簡単に調理することが出来、各家庭によって独自の味が出る奥の深い料理である。 戦隊物で言う黄色役(≒デブ)の好物としてなぜか定着(初代のみの設定がここまでブレイクするとは……)したイメージがある料理であり、安直なキャラ付けかギャグかは知らないが、「旧作」の細田が「殺人クラブ」で細田が坂上を殺そうとした理由はコレだったりする。坂上が直前に購買でこれを食したため、細田の分が売り切れになったことが原因なのである。食い物の恨みは恐ろしい……? 旧大日本帝国海軍はカレーの普及に大きな影響を及ぼしたとされ、その伝統を引き継いで現在の海上自衛隊も毎週金曜日はカレーの日である。よって、「七不思議の集会」が行われた日もカレーの日である。 セーラー服……、はっ! ってなことはまずないだろうが、「アパシー」では倉田恵美の好物として設定されている事に、なんか深遠な意図が感じるような気がしないでもない、のはやっぱり気のせいである。 なお、某H田さんも「鳴神新聞」五月号に学食のオススメ第一位に「カツカレー」を挙げている通り、基本的に嫌いな人はいない料理なのだろう。具材を入れ替えることによって広範な人のユーズにも応えられるしね。 そんなわけで『学恋2』では細田の好物として登場。辛いものが苦手な新堂さんを悩ませつつも、細田の意外(でもないか)なスキル「料理」を明らかにした。 [部分編集] 監禁(かんきん) 登場作品:晦,AMC1,AMC2,追加,男怖,新生2 種族:犯罪 関連人物:岩下明美,福沢玲子,日野貞夫,曽我秀雄,吉村賢太郎,藤鳥澄子,早乙女麻耶 関連用語:開かずの間,ヤンデレ,人間ダルマ,洗脳 監禁とは当人の意思を無視し、一定の場所に閉じ込めて自由を奪うこと。 なお、シリーズにおいて監禁してからごく短期間のうちに殺害、もしくは実験材料にされて自由意志が奪われるような事例はこの項目では取り上げないものとする。ただしシナリオ上で「監禁」そのものに注目した場合は記述の対象とする。 逃亡をしにくくするために、傷害などの他の犯罪と複合する場合や、被害者が加害者に精神的に依存してしまうなどの例も存在することから非常に発覚しにくい犯罪のひとつにも挙げられている。 現に十年以上の長期に渡って行われた事例も報告されている。 『晦』隠しシナリオ「隠された犠牲の真実」に登場。 (執筆者募集中) 『AMC1』「人間狩り」ルートに登場。 (執筆者募集中) 『AMC2』『追加版』「正しいフィギュアの作り方」「正しいフィギュアの作り方(改訂)」に登場。 (執筆者募集中) 『男怖』「敵はすぐそこに」に登場。 (執筆者募集中) 『新生2』「正義のゴネシエーター」に登場。 「高洞由利」が「大篭哀子」を洗脳するための拷問、虐待を行うお膳立てとして高洞さんの自宅が監禁場所として用いられている。 外部との連絡はおろか、ほとんど情報がなく時間感覚すらもわからない密室に閉じ込められた大篭さんの心は速やかに崩されていくことになる。監禁をする側/される側ともに理想的な条件がそろっていたため、発覚する可能性はほぼゼロに近しかったようだ。 なお、岩下さんが監禁からの洗脳の方法を熟知しておられる(両者の顛末を最初から最後まで語っている)辺り、その後の高洞さんの運命はお察しである。ただ、それを知ったからと言って岩下さんをどうこうできるわけでないことはもはや言うまでもない。 [部分編集] 管理人(かんりにん) 登場作品:晦,AMC1,ナポin, 種族: 関連人物:河口,志垣瑠璃,真田泰明,前田葉子 関連用語:開かずの間,桜,夢想荘,洋館 「アパシー・シリーズ」および関連作品(『晦』、『死者の呼ぶ館』など)の中にはそれ自体が生きており、生贄となる人間を取り込むことで存在し続ける呪われた建造物がいくつか存在する。 共通してそれら建造物の本質は「植物」のようであり、生贄として取り込まれた犠牲者もまた似た末路を辿ることになる。 ただし、その犠牲から逃れたり、なんらかの見返りの上で生贄を集めてくる役割を建造物から負わされる人間が存在する。 それらの表向きの社会地位は館の主人であったり、はたまた不動産管理会社の人間だったりとさまざまのため作品によって呼び名は変わるが、それらの人間を統一してこの項では「管理人」と呼称する。 管理人がこの役割に収まる理由は前述の通り死から逃れるためというものが多いが、時には何らかの妄執に囚われて常軌を逸した精神の持ち主へと成り果てていることがある。場合によっては管理人自体が人外の域に達していることすらも。 『晦』泰明六話「洋館に宿った尾岳冬良の魂」に登場。 プロデューサーの泰明さん以下制作スタッフ(「河口」・「花田」・「吉川」)は大作家「尾岳冬良」の作品を撮影すべく、ロケ地に選んだ「洋館」の下見に訪れ、そこで数々の怪奇現象に遭う。 そして庭から生け垣の迷路を通じて館からの脱出を目指すと、泰明さんたちは脱出不可能の異常空間に取り込まれて命を落としてしまったようだ。今この場にいる泰明さんは幽霊のようなものだったというオチも付いている。 ただ、「管理人」が関わる結末として重要になるのは同じく庭からの脱出を目指すものでも生きている生け垣に襲いかかられて血を吸われ、スタッフたちは命を奪われていくというものである。この場合、以前にこの洋館を訪れた河口が屋敷に棲む化け物に殺されそうになったものの、案内人になって身代わりの生贄を差し出すことで助かったという流れとなる。 泰明さんだけは正当防衛で河口を殺すことで助かったものの、今度は彼自身が案内人になってしまったようだ。 そして、七回忌から一夜明けて翌日、泰明さんは自分の口車に乗せられて付いてきた前田家の面々を生垣の犠牲にしてしまう。 唯一葉子ちゃんだけはその累が及ばないテラスの席で眠らされていたが、泰明さんの口ぶりからすると安全圏に置いていたと察することができる。屋敷の化け物とは洋館そのものではなく、それを取り巻く生け垣が本質だったのかもしれない。 なお、ここからは結末からの逆算になるのでどうしても推測が混じるが容赦されたし。 泰明さんは案内人として誰かを犠牲にする中で、葉子ちゃんに禍が及ぶことに気づき自ら死ぬことで案内人の座を引き渡そうとしたと考えられる。案内人は同時に一人しかなれず、もしかしたら殺して成り代わるでしか代替わりの方法はないのかもしれない。 そのため、最終手段として葉子ちゃんを挑発することで自分を殺させたと考えられる。 きっと、洋館から離れた程度では呪いから逃れることはできない。 そして、前述の通りここで問題になるのは屋敷本体よりむしろ生垣という植物の方だろう。 後年に飯島氏の口から出た「管理人」という設定はもちろん『晦』発売時点では影も形もなかったのだが、状況として似通って炒めここで記述するものとする。 『死者の呼ぶ館』に登場。 (ネタバレにつき格納) + ... 結論から言ってしまえば、本作の舞台となる謎の洋館の正体は千年以上の時を経た妖怪桜である。 「管理人」ポジションに就いているのは表向きは館の主人ということになっている「佐倉聡」と「佐倉葵」の佐倉夫妻だが、その扱いには差がある。 (執筆者募集中) 『AMC1』「柱の傷」に登場。 (執筆者募集中) 『ナポin』「自殺志願者の鎮魂歌」に登場。 (執筆者募集中) ← 前 次 → 情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。 もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。 参考になりました -- maou (2015-07-31 15 00 16) 「影」、「神」の項目を削除しました。シリーズにおける特筆性もなく、書かれる気配もないので潮時でしょう。 -- 名無しさん (2022-01-13 12 18 15) 「語り部(1995)」、「語り部(2008)」の項目を削除しました。語り部の項目で一貫して記述すべきと判断しました。 -- 名無しさん (2023-06-21 14 11 17) 名前 コメント
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大逆転!!―皆殺し編― 大逆転!!―皆殺し編―(後編) ひとしきり圭一が部活メンバーの陵辱を語り尽すと山狗K!K!K!の洗脳状態 「ならおまえら!陵辱のなんたるかを学んだおまえらなら あの女を相手にするとしたら…どうする?どうやって陵辱する? おさらいだ…犯ってみろおぉぉぉぉ!!!!!」 圭一に指さされぐりんっと一斉に山狗の興奮した眼差しに見つめられ、びくんと身を震わす鷹野 いや、いや、いやぁぁぁぁぁっっ! びかぁ!閃光。レナパン炸裂。倒れ伏す山狗 「…圭一君…?ちょっと…やり過ぎじゃあないかな?…かな?」 「圭ちゃ~ん?」 「け・い・い・ち・さ・ん~?」 「…鷹野こわかったのです…かわいそかわいそなのです」 梨花の胸の中で泣きじゃくるたかのん 「じゃあさ男の陵辱…つまり逆レイプで一番映えるってのはどんな奴なんだろうねぇ~?」 「…へ?は?ちょっ………アッ-!」
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初期の曲に票が入ってないな…みんな忘れてるのか -- (名無しさん) 2008-12-09 00 26 11 初期の曲みんな好きすぎて困る -- (名無しさん) 2009-01-06 18 44 56 初期は思い出ばかり -- (名無しさん) 2009-01-30 00 26 25 EDは初期だよな・・・DPのOPはいいがEDひどすぎ -- (名無しさん) 2009-02-12 00 30 46 ポッチャマはともかく、ピカチュウは喧嘩してヘソ曲げるタイプじゃないだろ -- (名無しさん) 2009-03-06 02 18 19 DPは微妙なのばっかり -- (名無しさん) 2009-03-16 01 06 08 ポケモンソングもう終わったな、何がギザミミだし…もう期待できない -- (名無しさん) 2009-03-17 21 38 21 しょこたんかwww -- (名無しさん) 2009-03-17 22 16 39 他の曲もいいけど、「そこに空があるから」はマイナーだけど歌詞がかなりいい。 -- (名無しさん) 2010-02-20 11 55 21 やっぱタイプ・ワイルド人気だな サトシ(松本梨香)が歌うEDってこれ一つしかないんだよな -- (名無しさん) 2010-06-13 11 19 38 タイプワイルド。 サトシvsシンジ戦でゴウカザルの業火発動時に かかった時は燃えすぎてヤバかった -- (名無しさん) 2010-08-31 00 21 52 ゴウカザルvsエレキブルのBGMで流れた時は 鳥肌が立った!!スタッフGJ!! -- (名無しさん) 2012-07-18 23 13 10
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アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
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へ‐ほ ← 前 次 → へ‐ほ 索引ボウガン ポエッター(Poetter) ボクシング部 北聖大学(ほくせいだいがく) 僕は120ポイントのダメージを受けた! ポケベル 保健室(ほけんしつ) 干首(ほしくび) ボッヘリト星人(-せいじん) ポヒポヒ星人(-せいじん) ホラー・ストリーム 索引 [部分編集] ボウガン 登場作品:AMC1,特,男怖,レトin,アパ殺 種族:アイテム(凶器) 関連人物:福沢玲子,吉村賢太郎,荒井昭二 ボウガンは正確には企業名と商品名であり、正確には「クロスボウ」という。 が、「ボウガン」の方が知名度が高いのでそのまま進める。 銃の様な台座に弓を乗せた様な形をしており、あらかじめ弦である板バネを引いておいて固定、矢を乗せた後で引き金を引いて発射する。弓矢に比べ「弦を引く」「狙いを定める」などの行程が簡略化されており、威力も弦を強固にすることで高めることが容易である。 しかし矢自体に短い物を使うので長射程での威力や照準が付けにくいことや、弦を引くためには相応の力か専用の滑車が必要であることなどが弱点。 『AMC1』「本編」ルート、「旧校舎探索」ルート、「倉田家襲撃」ルートに登場。 初登場作品。 殺人クラブ部員「福沢玲子」が使用する武器として「ゴルフクラブ」と並んで印象的な活躍をみせる。 旧作時代のシャープペンシルからすれば一気に殺意が跳ね上がっている通り、実際のキルスコアも高い。 反面、とっさの取り回しや携帯の難しさから不意の遭遇戦には向かないようで活躍する場所も選ぶ傾向にあるようだ。 「本編」ルート。 下校間際の倉田を狙撃するも、思いっきり違った目標(細田とか)に命中。彼女のせいで人気も引かないうちに教師含む三名がさっそく死んでしまう。隠蔽は無理と判断した一同は目撃者の皆殺しを敢行、大虐殺の引き金を引いたのは彼女の仕業といえる。 本来のターゲットを逃していることをさておけば、相当数を殺していることは確かであり命中率自体は高いの……だろうか? 「旧校舎探索」ルート。 仔細は省くが、窮地に陥った日野部長を援護すべく 福沢玲子はボウガンから矢を放つ。 が、首元に噛みついている対象を狙い撃つというのはさすがに無理があったのか、日野にトドメの一撃を食らわせてしまうのだった。 「倉田家襲撃」ルート。 このルートで福沢は二階へ通じる階段の上側という好立地に陣取っている。 突破に必要なフラグの多さも相まって、ここで彼女に射殺されるプレイヤーも多かったことであろう。 しかし矢自体は狩猟用なのか殺傷能力が高いが、「おなべのふた」という低威力の盾でも防がれてしまうこともあって弦や本体は市販の貧弱な物のようである。(その分リロードも早いようではある) 『特別編』「狂気の夜」に登場。 射手はまたしても福沢さんである。岩下さんと共に下校していた坂上くんを「屋上」から狙撃、両者のことを射殺している。 普通の高校生とは思えない腕前と、福沢自身のヤンデレ属性を見せつけた。 『男怖』「予期せぬ襲撃」ルートに登場。 クリーチャーを倒すために「吉村賢太郎」が使用した武器。吉村に声を掛けるとクリーチャーに安定したダメージを与えてくれる。 『レトin』選択肢「殺したのはあなたですか?」に登場。 「日野貞夫」がでっち上げの記事を書いたときに「荒井昭二」が老人に向けて撃ったことにされていた。 『アパ殺』に登場。 (執筆者募集中) [部分編集] ポエッター(Poetter) 登場作品:極,新生2,秘密,荒井 種族:商品(サービス) 関連人物:志田直子,玉井佳子ほか 関連用語:携帯電話 「アパシー・シリーズ」のうち「年代不明の現代」を舞台にした作品中に登場するSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)。 現実世界における「Twitter(ツイッター)」に類似した性質を持っているようで、不特定多数のユーザーから投稿された無数の短文の集積を共有し合うコミュニケーションツールである点がまず特徴のひとつとして挙げられる。 サービス開始に際しては「アカウント」と呼ばれるサービス中での住所/アバターが紐づいており、承認(フォロー)することでアカウントの投稿を定期購読する機能もまた現実ではお馴染みであろう。 「フォロワー数」はアカウント個人/法人の影響力の目安として機能している。 ほか、現実の「RT(リツイート)/RP(リポスト)」に対応するワンボタンでの拡散機能も実装されており、リアルタイムで情報共有を図るには打ってつけのサービスといえる。 ただし、拡散力の高さは使い方を間違えれば大火傷にもつながりかねない面もあるので楽しいネットライフを送るうえでは注意を払う必要があるだろう。 なお、現実世界において元ネタの「Twitter」は世界的大富豪イーロン・マスク氏の手によって「X(エックス)」に改名された。 シリーズ中におけるポエッターのサービスが改名されるか否か、または別のサービスにパロディとしての材を得るかについて今後の推移に注目したいところである。 『極』「SNS怪談」に登場。 アイドルデビューを狙って知名度向上を目論む「志田直子」さん。 そして、志田さんのアカウントの管理人――いわゆる中の人として彼女の代わりに「ポエッター」の文面を介して理想的な人格を演じる「玉井佳子」の独特な二人三脚の関係性が描かれる。 要はネット社会特有の匿名性を活かし、「顔」と「内面」に担当を分けた分業体制を敷いていたわけだが、そんな彼女たちの協力体制は玉井さんの献身あってこそのものであり、志田さんの性格の悪さをきっかけにとうとう破綻してしまう。 どちらが死んでどちらが追い詰められるかは展開によって違うものの、このSNS「ポエッター」が死者から生き残った側に向けた糾弾のメッセージとして機能することに変わりはない。 SNS上に投稿された情報(写真や文章など)は不特定多数の目に触れるよう即座に反映される。 投稿内容が誰に見られていてもおかしくないという性質はメールやコミュニケーションアプリなどの、承認し合った閉じた間柄でしか互いに見ることが出来ない情報とはわけが違う。 「もしかしたら誰かに気づかれたかもしれない」という言外の圧力として加害者の下にやってくるのだ。 また、リアルタイムで投稿が反映されるという性質は段々なにかが近づいてくる演出などとしても効果的に用いられている。 古くは写真や電話と知ったテクノロジーに宿った怪談は最先端の電子情報、そのやり取りの渦中にも霊というユーザーを取り込み、怖い話として成立させたようである、 『新生2』「赤い靴下」「正義のゴネシエーター」に登場。 「赤い靴下」。 サービス名は登場しないが、上記の特性を持つSNSとして取り上げられたのでここで記述する。 こちらの題材はどうとでも取れる投稿を不定期に重ねていただけなのに、いつの間にか不特定多数の鳴神学園在校生の負の方向性による祀り上げが行われ、呪いのアカウントと化した「山下黒江」。 なお「呪い」の正体については、作中で事細かに語られているので詳細に触れることはしない。 補記すると作中で触れられた通り「山下黒江の投稿を見たから体調を崩したり怪我をした」という因果関係は実証されていない。偶然を「山下黒江」のせいにしたと言えばそれまでである。 ただし、そこから事態が動くに当たって黒幕の有無はともかく、特定の扇動者がいるのかいないかという論点に立てば間違いなく「いる」と断言できる。 呪いが実在するという不安に続き、「Iさん」という実在人物が「山下黒江」の正体だという特定(したという扇動)に乗っかってSNS上の悪意が罵詈雑言という形で方向性を持ち始めたのだ。 現状では、根拠不明瞭のこじつけを信じた誰かが実際にIさんに危害を加えかねないという危惧を事態を注視している綾小路に抱かせるまでにその界隈の雰囲気は悪化しているようである。 ネットの海は広大といっても、交流の幅は選ぶことが出来る。 そして巨大なSNSの一角に誰かの意見に同調する小コミュニティーが発生し、疑うこともない同調者たちの間で意見が巡った結果、先鋭化・過激化した集団が発生してしまう……。 それもまた、ネット社会における負の側面の体現のひとつといえるだろうか。 「正義のゴネシエーター」。 岩下さんのクラスメート「大篭哀子」さんと「高洞由利」さんはポエッターを愛用している。 大篭さんは人並みに趣味の創作の発表の場として、高洞さんはクラスメートを陥れるための謀略の場として。 (執筆者募集中) 『秘密』「差出人を探そう」ルートに登場。 差出人不明の手紙の手がかりを求めて二年の教室に向かった「坂上」くんが「細田」さんと出会い、行きがかった縁から相談を持ち掛けた際に手紙と似たような話をポエッター上で見たことがあると話される。 ふたりはその体験をしたという「ラブ」というアカウント名の推定女性相手に、突っ込んだ話をしてみるのだが、どうも肝心なところは話されないままはぐらかされてしまう。 その上で、なにかあると見込んだ坂上は引かず強めの言葉をぶつけるが、それが祟って向こう側からブロックされてしまう。 結局のところ、匿名のやり取りというのはお互いに言葉を交わしてよほど信頼関係を深めるか、直接会った経緯などをなくしては、まともな返答が期待できるものではない。 それでもラブちゃんはほとんど見ず知らずのフォロー相手に親身になってくれたハズである。 ただ、SNSに疎かった坂上は「人によっては話せないことだってある」という一点を取り違えた上、深読みしてしまいラブちゃんの企図したところからは正反対のところに向かってしまうのだった。 『荒井』「牧場を探索する」ルートに登場。 夏休みに青森の牧場にアルバイトに赴いた荒井さんだったが、好奇心を出して封鎖区域に侵入したことによって遊女の霊に半ば以上取り憑かれてしまう。ついでに遊女の霊に導かれて、彼女の無念を晴らすために色々と動くことになる。 そして荒井さんはその過程で発見した「炭鉱絵」をより多くの人の目に触れさせることで供養にしようと試みるのだった。 その際に用いられたのが、不特定多数の目に触れさせるには格好のツールである、この「ポエッター」に他ならない。 荒井さんにとってはネットの集合知に頼ることで匿名の誰かに解決策を模索してもらう意図も含んでの投稿だった。 結果としてはネット空間を通して不特定多数に遊女の霊の目撃や霊障などの怪奇現象が続発したものの、彼女が気づいてほしかった情報に集合知を介して辿り着けたことによって収束を迎えたようである。経過はどうあれ、成功ということになる。 この際に荒井さんはネット空間と霊の親和性について軽く触れているのだが、万人が一聴に値する意見かもしれない。 [上述の通り、問題が起こることも多々あるSNSサービスではあるが、日々を過ごす中で窮屈に感じた時に拠り所にしたことはないだろうか。例え日常生活が味気なくても、SNS上で多くの人とつながりを持つことで毎日が彩るなら最高のツールであることに違いはない。SNSの存在が人を救う場合もあるのだ。 しかし自由につぶやくことができる以上、嘘も溢れかえっているのは事実である。ただ、一介の日常の呟きがたとえ創作だったとしても、多くの人間は気にしないだろう。実際に誰かに被害が及ばない限りは……。] [部分編集] ボクシング部 登場作品:学怖,学怖S,学恋2,特,学恋V,ドラマCD,月下美人,極,鳴七 種族:部活(公認) 活動日:毎週 月~土 活動場所:武道館二階のボクシング場 関連人物:赤坂陽介,畑中亨,新堂誠,鬼島武,新谷健也《所属》,植野裕樹《顧問》 関連用語:いじめ,うさぎ跳びせんかい!,天外神社 拳に保護用、安全確保のためのグローブを着用し、一定の時間(ラウンド)内で一対一で殴り合って勝敗を決する格闘技。 その歴史は古く、古代から行われてきたが18世紀のイギリスから興行としての近代ボクシングの萌芽が起こり、それから怪我の抑止の観点から様々なルールの整備が進んでいき現代に至る。 名作漫画『あしたのジョー』等でも、血塗られた殺し合いが紳士のスポーツへと変化していった歴史について触れられている。 「アパシー・シリーズ」立ち上げに従って語り部のひとり「新堂誠」にボクシング部の部長という肩書が加わる。 元々の精悍な印象から新堂誠自身も優秀な選手であることも示唆されており、その実績を誇示する展開も結構多かったりする。 ただ、この肩書は新堂誠の社交性や人の上に立つ者としての風格を高めた一方、暴力性を暗示するための二面性とも取れる。 ちなみに「旧作」で新堂さんは何かしらスポーツを齧っていると自己申告しているが、具体的にどんな部活に入っているか明言はしていない。『学怖(S)』で彼が語った運動部の怪談も「バスケット」、バレーボール、そしてボクシングの三種と実は少ない。 『学怖S』を含めた場合、如何にも文化系な「荒井昭二」とタメを張ると言えば、わかりやすいだろうか。実に意外である。 とは言え、最後のボクシング部についての話は気概が込められており、色んな意味で嬉しそうに語っている。 新堂誠が所属することになったのは「畑中亨」を抜きにしてもある意味で必然だろう。 なにせ前二つの部活は単なる噂として触れるに過ぎないか、危険なためスポーツマンとしても距離を置いた語りであるため。 新堂四話「ボクシング部の地獄の合宿」に登場。 初登場作品。 鳴神学園に存在する運動部の一つで、かつては全国にも通用する屈強な選手達を輩出していた。 しかし今は見る影もなく落ちぶれてしまっている。時に、かつての強さの秘密はしごきを通り越して「いじめ」とも言える様な厳しい特訓にあり、その最高峰が新堂四話の舞台となった「地獄の合宿」である。 その合宿でついに死人が出てしまい、皮肉にも栄光を生み出してきたいじめ紛いの特訓そのものが凋落の原因となったと語られる。 ちなみにこの不祥事と、それに付属する死者の怨念は一部展開を除き当時の一年生部員「赤坂陽介」の死に起因する。 そのため、新堂さんと言う有力者が入部して今も盛況とされている未来(「アパシー・シリーズ」)ではそもそもこの事件が起こらないか、もしくは致命傷をギリギリ避けて衰退を免れたということになる。 要は得意のパラレル設定である。 『ドラマCD』Disc.2 「ボクシング部のしごき」に登場。 被害者・赤坂と加害者・畑中を中心とするリンチ事件が発生し、赤坂をはじめとした死者多数の惨劇になったという上記作品の経緯を踏まえた展開になっている。ただし現在は盛り返している。詳細は「赤坂陽介」の項を参照のこと。 『学恋2』「新堂編」に登場。 本作で新堂誠がボクシング部部長であり、将来はプロボクサーを目標としているという基本設定が広く公言された。 勝利のためなら汚い手を使うことも厭わない他校のライバル「鬼島武」との対決を控え、特訓を重ねるというプロットになっており、勝敗によってエンディングが分岐する。 なお、こちらの未来で赤坂陽介は生存しており、頼れる先輩として電話越しのアドバイスを新堂さんにくれる。ボクシング部は赤坂が最後になった「地獄の合宿」で起こったトラブルのために一時期は衰えを見せたものの、なんとか立ち直ったらしい。 『特別編』新堂シナリオ「ゴングが鳴って」に登場。 今回は少なく見積もって十年以上の前の話ではなく、新堂さんも見知った最近のボクシング部にまつわる悲劇が語られる。 いじめられっ子だった「新谷健也」とボクシング部顧問教師「植野祐樹」の間に繰り広げられた強さと弱さ、激励のかけ違いが招いてしまった血の惨劇を語る新堂さんの表情は苦い。 ちなみに前置きの会話中に「ボクシング部=人を殴るために入る」という暴言を坂上がした場合はしっかり激怒される。前述した通りボクシングは単に人を殴るという暴力的なものではなく、テクニックや礼儀もしっかりとした紳士のスポーツなのである。 『学恋V』 (執筆者募集中) 『月下美人』第一巻に登場。 冒頭の新堂誠が心中で行う独白は、自身がボクシングを嗜むスポーツマンということより嗜虐を楽しむ殺人鬼であることを告白するものになっている。人を殴るのが楽しいという動機で入部して上り詰めたようだ。 直近の試合で暴力沙汰を起こして問題になったことに腐ってはいる。ただし反省する気持ちは微塵も見えない。 彼が「殺人クラブ」の一員であるという事前知識の有無を差し引いたとする。 それでもこの作品における新堂誠が同情に値しない鬼畜外道、という評価はプレイした万人に届くことだろう。 『極』「百点塾」に登場。 島根県に居を構えている設定になっても「新堂誠」が青春をボクシングに打ち込む強者であることは変わらない。 しかし、それと同時に新堂さんの学業成績が振るわないことにも変わりはなかった。 というわけで赤点によって大会に出られなくなってはたまらないということで新堂さんはクラスメートの「吉田達夫」が紹介した「百点塾」に参加することにした。 そんなわけで百点塾を介して新堂さんは「南極?」に飛ばされたりでボクシングどころではない強烈な体験を味わうこともあるが、数学限定とはいえ成績向上の効果が見込める展開に恵まれることはそれなりにあったりする。 が、「超能力」の実験体に選ばれてしまうと、好きなボクシング活動に影を落とすこともある。 (執筆者募集中) 『鳴七』「ゴングが鳴って」ほかに登場。 (執筆者募集中) 「ゴングが鳴って」。 基本的に『特別編』版とシナリオに相違はない。 (執筆者募集中) 「殺人クラブ」。 このシナリオの探索パートでは鳴神学園構内の各施設を見て回ることができ、その中のひとつとして武道場に置かれた「ボクシング部部室」と「リング」が存在する。 部室自体は新堂が使っているロッカーが設置されるものの目ぼしい探索スポットではないが、リング上では逃げも隠れもせずに新堂自身が待ち受けている。 どこにいるかの目星はつけやすいと思われるが、無策で挑んでも全国レベルの強者相手にはむざむざ殴り殺されるだけなのでしっかり対策を練っていこう。ちなみにこの対策は『学怖(S)』版「殺人クラブ」のある場面のオマージュになっていたりもする。 [部分編集] 北聖大学(ほくせいだいがく) 登場作品:探偵局,AMC1,送り犬,レンタル 関連人物:神ヶ崎翔,久多良善内,財部美穂,白井まどか,山崎剛史,阿部弘幸 かなり難関の部類に入るらしい国立大学。 都の西北と言えば早稲田大学だが、それとは多分関係ないだろう。 (執筆者募集中) [部分編集] 僕は120ポイントのダメージを受けた! 登場作品:学怖,学怖S,鳴七 種族:セリフ(迷言) 関連人物:坂上修一《迷言》,岩下明美《言わした》 関連用語:RPG 『学怖(S)』岩下一話「悪霊に魅入られた少年」『鳴七』「悪霊のいたずら」に登場。 この話を語る岩下さんは「主人公(坂上修一)」と同じクラスの「内山浩太」くんがいじめられているという話をしたうえで、そのことを知っているのに見て見ぬふりをしたこと、内山くんがみんなに「悪霊」が取り憑いているという話をしてもみんなからは一笑に付したということ。以上三点からなる話の前提を置いたあと……。 本題として、内山くんには好きな人がいてそれは今目の前にいるあなた! という話の運び方をすることがある。 岩下さんの話があまりに衝撃的だったのか、ありったけの声でやめてくれるよう「主人公(坂上修一)」は叫ぶのだが、岩下さんはやめず追撃の言葉を投げかけた結果、追加で250ポイントのダメージを受けた結果として僕は死んでしまうのだった……。 ――というのは、「主人公(坂上修一)」の現実逃避からなる地の文による妄想である。 実際の「主人公(坂上修一)」のヒットポイントと岩下さんの攻撃力がここから算定できるわけがない。[あってたまるか。] とにかく時と場所にそぐわないにもかかわらず笑ってしまうというのは人間の心理上あり得る話ではあるが、この場合よほど岩下さんからのプレッシャーが強かったのだと考えられる。そうと限らず「主人公(坂上修一)」にとってはよくある現象のようだが。 なお、好きになった実態としては「BL」どうこうの話ではなく、悪霊からの呼びかけによって「主人公(坂上修一)」の犠牲と引き換えに内山くんは自分が救われると思ったというもので茶化しの入らない真面目な理由からである。 また、悪霊そのものが存在するかどうかの実態はどうであれ岩下さんはまだ力になってくれそうな「主人公(坂上修一)」に脅し込みで声をかけたというのが真相だろう。岩下さんの意見としてはなにかのせいにするのは筋違いという仰せである。 この展開における内山くんはまだ毎日登校していることからもわかるように、手遅れになっていないというのが大きいようだ。 それはそれとして、真面目な話の中で唐突にジャンル違いの「RPG」のパロディが入るのだから不謹慎にも笑ってしまったプレイヤーは少なくないと思いたいところである。 [部分編集] ポケベル 登場作品:特,ドラマCD 種族:アイテム 関連人物:福沢玲子,岩下明美,風間望《所有》 関連用語:1995,携帯電話 主に数字情報を送受信する「無線呼出しサービス」において手のひらサイズで収まる電子端末として流通した機器「ポケットベル」の略称であり愛称。 同サービス自体の歴史は長く1968年から2019年までと約五十年という長期にわたってサービスが提供されてきた。 とはいえ、若者文化を語る背景として語られるのはやはり華の九〇年代だろう。 九〇年代には爆発的に流行し、ルーズソックス、プリクラなどと並ぶ当時の女子高生・ギャル文化を象徴するアイコンだった。 「1995年」においては人気の絶頂期一歩手前といったところだったが、それから数年後にはより利便性に富む「携帯電話」に置き換わる形でシェアを急速に失い、若者文化を担ったポケベルは急激な世代交代の波にのまれて主役の座から追われることになっていく。 『特別編』福沢七話「狂気の夜」に登場。 福沢さんが語り終わり、七人目の訪れる気配もない以上はと声を上げようとした坂上くんを遮ったのは期せずに響き渡った福沢さんのポケベルの音だった。そこから語り部たちのポケベルに対する距離感をうかがい知れる軽いやり取りが繰り広げられることに。 女の子にお近づきになりたい風間さんがポケベルを所持しているのはともかく、岩下さんまでも限定モデルを手にしているというのは彼女もまた1995年当時を生きる女子高生だということを思い出させてくれる貴重な一幕といえるかもしれない。 『ドラマCD』Disc.9 エンディング type.B「ワタシ、リカちゃん」に登場。 このドラマCDにおいての設定年代は「1995年」、先に記述した通りにポケベル全盛期である。 しかし、唐突に七人目として部室に現れた「筒井里佳」が話の前提として持ち出した通信用電子端末はなんと「スマートフォン(携帯電話)」だった。参考なまでにスマホの走りとされる初代「iPhone」が発売されたのは「2007年」である。 よってイマドキの女子高生同士同席したにもかかわらず、双方の認識は微妙に埋まらない。 筒井さんはほかの出席者手持ちのポケベルを目にしたものの、まったく馴染みはないらしく機能を説明されても、スマホと比較しての不便さに困惑の感情を隠せなかった。 なお、福沢さんはスマホの便利さの一端を目の当たりにして前のめり気味に食いついている。 その一方で風間さんはドッキリの演出の一環として、あまり気に留めていなかった。 筒井さんと出席者一同という双方の認識の差がジェネレーションギャップであること。 そして未来の価値観を知っても受け入れることが難しいということはリスナーだけが知っている。 [部分編集] 保健室(ほけんしつ) 登場作品:学怖,学怖S,ドラマCD,秘密,鳴七 種族:スポット(学校施設) 関連人物:岩崎先生,秋山恵利子,葛城美和《職場》,松原さくら 関連用語: 学校法人に存在する施設のひとつ。 いわゆる「保健(室)の先生」こと養護教諭が常駐する場所。体調を崩した生徒・児童を休憩させるためのベッドが設置されており、思春期特有の悩みと個々人が向き合うためのカウンセリングが行われたりする場所でもある。 また、簡易的に消毒、止血等を施す薬品類、身体測定に用いる器材の保管などその役割は多岐に渡っている。 そんな保健室だが、シリーズ中ではカーテンによる簡易的な間仕切りが施されたベッドの上が主な舞台として扱われる。 保健室に用があるということはすなわち体調不良を意味する。しかも不利な体勢になりがちな就寝の姿勢だったなら……? 清潔で安心なリネンのベッドでふかふかと憩ってばかりもいられなかったりするのだ。 よって疑似的にとはいえ人の目が届かない一室と化したベッドの上はかなり危険である。養護教諭が席を外したタイミングで何者かの凶行が行われる、もしくはその連想が働くなんてシチュエーションは結構ざらにあったりするのだ。 また、前述した保健の先生の生徒・児童からの人気が高いなんてのはよくある話である。 そのためバカな男子が入り浸ろうとしたり「いじめ」など問題を抱え先生を頼ってかろうじて保健室登校を行なっている生徒がいたり、かと思えば人目の入らない場所として悪用しようとしたり、と意外や様々な人間模様が見られる場所でもあったりする。 『学怖(S)』新堂七話、荒井四話、岩下一話、福沢一話に登場。 新堂七話「殺人クラブとの戦い」 殺人クラブとの戦いの幕開けに伴い、主人公が探索に臨むことができる学内の施設のひとつ。 結論から言えば、クリアに必要な必須フラグのひとつ「アンプルの場所」がメンバーのひとり「細田友晴」の口から聞き出せる。 細田自身は油断ならないパワーの持ち主だが、ここまで来て覚悟を決めた主人公の敵ではないというのが本当のところ。 ノー選択肢で一気に追い詰めるところまで持っていけるのであとは手早く問い詰め、ついでに留飲を下げていこう。 ちなみに施設内ではベッドに薬品棚、戸棚が探索対象となる。木を隠すなら森の中理論に従えば、ここに「アンプル」が隠されていそうなものだが……、そういったプレイヤーの連想が働くのは新聞部部室での戦いを潜り抜けた後になる。 なお、ここでは風間と細田のカルテを発見して読むことができる。 その際に意外だったり意外でもなさすぎる彼らの秘密が明らかになったりもする。 ただし、攻略のヒントでは全くないのでご注意を。「こけし」同様にちょっとした遊び要素なので読む読まないはご自由に。 荒井四話「宿泊施設にある謎の4番ベッド」 (荒井さん目線では)無礼な言動を取り続けたことで怒りを買った主人公は彼に首を絞められてしまう。そこで意識を失った主人公だが場面は転換し、自分は保健室のベッドの上、目の前には荒井さんとふたりきりというシチュエーションが発生する。 ほかの出席者は帰ってしまったという話だが、なかなかに不穏な気配がしないでもない。 さて一転し、にこやかに接してくれるかに見えた荒井さんだが、彼にとっての地雷がまったくわからないことに変わりはなかった。 主人公は対応を誤り、今度こそ人の目のないタイミングで首を絞められ死を覚悟するのだった。 いわくつきのベッドにまつわる話を聞いたかと思いきや、直接的な死因ではなく遠因ではあるものの、なんでもないはずのベッドの上で最期を迎えることになった……と考えればなかなかに皮肉な話ではある。 岩下一話「災いを呼ぶ死の掲示板」 呪われた「死の掲示板」についてとある女子生徒から相談を持ちかけられた保健の先生「秋山恵利子」について語られることがある。 話の主題は掲示板に絞られているため、保健室は背景情報程度なのだが一応この項目でも取り上げておく。 福沢一話「同級生・早苗の奇怪な行動」。 この話の導入で、ある日の「元木早苗」はどういうわけだか顔が真っ青で体育の授業をお休みして保健室に向かったという。 奇しくも福沢さんも突き指して保健室に向かうのだが、ここに元木さんがいるか否かで話が分岐する。 ここで元木さんと会えなかった場合は熱を出してベッドで寝ていた知らない男子生徒と人違いしたあげく「岩崎先生」と会える。 (この男子生徒、福沢さんの口からはまるで死人のような形容で語られている。元木さんだと思ったら、この顔だったギャップもあるのだろうが、本当に具合が悪かったのだろうか。『学怖』では文字通り死相と化した「吉岡」と兼用だからなおさらである。) ただし話は元木早苗の真価といえる「エクトプラズム」の方へシフトするため、以後保健室が話題にのぼることはない。 元木さんがいた場合は彼女がとある儀式を行っていた保健室のベッドが紹介されることがある。 どういうわけだか保健室のベッドが生きて動きたがっていると感じた元木さんは、その願いに応えるべく特殊な儀式で命を吹き込んでしまったらしい。なんだか要領を得ない話だが、ベッドは具合の悪い人を温めたり涼しくしたりで看護したいんだとか。 一方で、福沢さんが元木さんをくだんのベッドから連れ出そうとしただけで当のベッドは激しく動きだしたり「ラップ音」を鳴らしたりしている。結果論だが、将来に禍根を残す可能性があるためベッドにそんな力を与えるべきではないのだろう。 儀式の媒体となった「ケツ」と書かれた紙は今は福沢さんのスカートのポケットに収まっている。 なお事情を知ったうえで見過ごした場合も、福沢さんはあとになってからベッドの危険性に思い至っている。安息の場所であるはずの保健室が危険地帯に化けることもあるよね? という示唆は一話目からしてさっそくこの学校の異常性を物語ったといえよう。 『ドラマCD』Disc.1 オープニング「カエルですか?ネズミですか?」に登場。 「アパシー・シリーズ」立ち上げ後では初の登場となった。 マンモス校である鳴神学園の人数に沿うように設備も充実しており、現状判明しているだけでも白いカーテンで区切られたベッドは十台以上、診察室は三か所設置されている。 保健室には養護教諭のうちの誰かしらが常駐しておくことになっているが、事件が頻発する鳴神学園では部屋を空にしなければならない事も多かったとか。 そんなわけで在校時に保健室登校をしていた「松原さくら」さんはお世話になっている「葛城美和」がいないタイミングである恐怖体験と遭遇してしまう。 (執筆者募集中) 『秘密』「」ほか多数のルートに登場。 (執筆者募集中) 『鳴七』「カエルですか?ネズミですか?」ほか多数のルートに登場。 (執筆者募集中) 「カエルですか?ネズミですか?」。 基本的に『ドラマCD』版とシナリオに相違はない。 とは言え、結末は大いに追加されており、 (執筆者募集中) 「恋愛教」。 (執筆者募集中) 「殺人クラブ」。 このシナリオの探索パートでは鳴神学園構内の各施設を見て回ることができ、その中のひとつとして教職員棟に置かれた「保健室」が存在する。 養護教諭の葛城先生が在室ということもあって彼女から話を聞くことはできるものの、今回見つけなければならないのは「アンプル」ではなく、殺人クラブ部員であるため特に目ぼしい探索スポットというわけではない。 「秘密」。 (執筆者募集中) [部分編集] 干首(ほしくび) 登場作品:晦,鳴七 ⇒「干首」 [部分編集] ボッヘリト星人(-せいじん) 登場作品:学怖,学怖S,学恋2,鳴七 ⇒「ボッヘリト星人」 [部分編集] ポヒポヒ星人(-せいじん) 登場作品:学怖,学怖S,学恋2 ⇒「ポヒポヒ星人」 [部分編集] ホラー・ストリーム 登場作品:学恋,学恋V 種族:夜イベント 関連人物:倉田恵美,あなた 関連用語:送り犬,夢想荘 『学恋』『学恋V』夜イベントに登場。 倉田恵美、あなた(女)などが好んで視聴している深夜ラジオ番組である。 例のごとく不可思議な現象が発生して主人公は恐怖におののく羽目になるが、翌朝目が覚めると元通りになっている。 「夜イベント」の常に漏れずな、いつも通りの「夢オチ」現象といえるだろう。 内容は死神「送り犬」が襲来してきたり、 (執筆者募集中) 実は謎に包まれた「夢想荘」の秘密の一端や「秘密の地下室」ついて触れた最初の機会であったりする。 情報通を気取るなら、情報番組をチェックするに越したことはないだろう。 実はこの番組、「携帯の小夜子さん」と同様に『四八』から移入したプロットであったりする。 そこには意味深な雰囲気と謎過ぎる名を併せ持ちながら、結局一シナリオのみの出演に留まった男「鯖徒瑠 陀吏雄(さばとる だりお)」が関わっていたらしい。 『四八』は都道府県シナリオを攻略する傍ら、挿入される「あなたシナリオ」を進行させてゲーム自体の謎を解き明かして行くと言う構成を取る。 そして、そこで大きな役割を果たしたのが鯖徒瑠の するラジオ番組「ホラー・ストリーム」だった。 メタ構造を取った「あなたシナリオ」の中で (執筆者募集中) ← 前 次 → 情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。 もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。 僭越ながら書式を整えさせていただきました。編集のほど、ありがとうございます。 -- 名無しさん (2021-07-31 19 06 12) 名前 コメント